
レッスンの例
レッスンの内容は、お子さん1人1人違います。
お子さんの状態、お子さんとご家族や関連施設において現在優先される課題などに応じてレッスンを計画していきます。
もちろん、ご家族からのご要望もご相談の上、取り入れます。
*ここに挙げたレッスンはあくまで一例です。
視覚支援・代替コミュ ニケーション

絵カードなどの視覚的な情報を用いて、理解コミュニケーション、表出コミュニケーションを補助し、より適切な方法でコミュニケーションがとれるための機会を積極的にもちます。 決して、発語をあきらめているわけではありません。こうした支援は問題行動を減らし、時に発語をより促すことができます。 * 写真左上はピラミッド教育コンサルタントのPECS®です。 *写真下は(株)おめめどう の〇×メモ、時計メモです。
席に着く・視線をあわせる

相手を見ることができないと、多くの学習の機会を逃してしまいます。 じっと目を合わせる必要はなくとも、相手に注目する必要があります。 大人に注目し、大人の発信を受け取ると、いつも良いことがある。そんな体験を意図的に多く作り出し、相手の伝えようとすることを受けとれる基本をつくっていく、とても大切なレッスンです。
動作模倣

「こうして」 「真似して」 大人のこんな声掛けに応じて、大人のやっていることを真似することができると、多くのことを学びやすくなります。 遊び、着替え、歯磨き、調理・・・ 真似ができることで、世界が広がる可能性があります。
1人で遊ぶ・1人で過ごす

自由な時間を過ごすことに課題をかかえているお子さんは実は多いです。 本人の好きに過ごしていると、例えば傷ができるほど爪を噛んでしまったり、ずっと水道の水を流してしまったり・・・ 1人でできる遊びや、お手伝いを増やすことで、本人もご家族も穏やかにすごせるように支援します。 できるようになってくると、その遊びや似たような遊びは楽しくなっていきます。無理なく、好きなことが増えると、できることも増えてきます。
色の理解

この写真では、黄色と赤を学習するための教材例をご紹介しています。 色を見た目で判断して、分類することはできるでしょうか? 「赤はどれ?」と言われて指すことはできるでしょうか? 「これは何色?」と言われて『赤』と答えることができるでしょうか? リンゴは完全な赤ではありませんが、生活上”赤いリンゴ”と言いますね。学習したスキルを実際の生活で十分にいかせているでしょうか? そんなことができるように、小さなステップで少しずつお子さんに学習していただきます。
物の名称理解

写真の中にはたくさんのクマがいますね。 お子さんがより興味を持ってくれる物、形から始めて、徐々にこれもクマ、あれもクマ、でもこれは違うということを理解できるように支援します。 ①「クマはどれ?」に対してクマを選ぶ。 ②「これは何?」に対して『クマ』と答える。 ①と②では難しさも違いますね。お子さんにとって、適切な課題の難しさを判断しながらすすめていきます。 覚えた言葉を、遊びの中でできるだけ自然に、楽しく使う機会をもち、実生活で使える言葉にしていきます。そのために、ご家族にも普段の生活で協力していただけるようにお願いしています。
問題行動への対処

様々な問題行動について、問題行動を減らした り、代わりの行動に置き換えたりしていきます。 何か本人の意思を伝える手段を持つことで問題行動が減ってくる場合もあります。 お子さんんは、なぜその問題行動を起こす必要性があるのか。そこから考えています。 実例をもう少し詳しく知りたいという場合は、下のリンクより、当教室セラピストの体験、「問題行動が変わる時」をお読みください。